ISO 26262とは

あいえすおー26262

電気・電子システムの故障による危険を、許容できる水準まで下げるための自動車の機能安全の国際規格。IEC 61508を自動車向けにしたもので、構想から開発、生産、廃棄までのライフサイクル全体を扱う。

「ISO 26262」は、2分野の14問の練習問題に出てきます(車載半導体と機能安全, 信頼性など)。

この用語の分野: 車載半導体と機能安全

ISO 26262の練習問題に挑戦

機能安全の規格ISO 26262の説明として正しいものはどれか。

  1. A量産される路上走行車両の電気・電子システムの故障による危険を減らすための規格で、IEC 61508をもとに自動車向けにしたもの
  2. B車体の衝突時の強度やエアバッグの展開性能など、衝突したときの乗員の保護について定めた規格
  3. C自動車部品を作る工場の品質マネジメントシステムについて、ISO 9001に自動車業界向けの追加の要求を加えて国際的に統一した規格
答えと解説を見る

正解:A. 量産される路上走行車両の電気・電子システムの故障による危険を減らすための規格で、IEC 61508をもとに自動車向けにしたもの

ISO 26262は、電気・電子システムの故障によって車が危険な振る舞いをするリスクを、許容できる水準まで下げるための機能安全の規格です。電気・電子・プログラマブル電子系の機能安全の基本規格IEC 61508を自動車向けにしたもので、構想から開発、生産、廃棄までのライフサイクル全体を扱います。衝突安全は車体やエアバッグの性能の話で、別の基準で扱います。品質マネジメントの自動車向け規格はIATF 16949です。

ISO 26262で、ハザード分析とリスクアセスメント(HARA)によりASILを決めるときに評価する3つの要素の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A重大度(S)・露出度(E)・制御可能性(C)
  2. B故障率(λ)・診断カバレッジ(DC)・フォールトトレラント時間間隔(FTTI)
  3. C部品の価格・生産台数・開発期間
答えと解説を見る

正解:A. 重大度(S)・露出度(E)・制御可能性(C)

ASILは、危険な事象ごとに、けがの重さを表す重大度S、その危険が起こりうる運転状況にさらされる頻度や時間を表す露出度E、運転者などが危険を回避できる可能性を表す制御可能性Cの3つを評価して決めます。例えば高速走行中に急にブレーキが効かなくなる事象は、重大度が高く回避も難しいので高いASILになります。故障率や診断カバレッジ、FTTIは、ASILが決まった後に、その要求を満たす設計を評価するときに使う量です。

解説の中の「ISO 26262」

「ISO 26262」が出てくる問題(14問)

  1. 機能安全の規格ISO 26262の説明として正しいものはどれか。
  2. ISO 26262で、ハザード分析とリスクアセスメント(HARA)によりASILを決めるときに評価する3つの要素の組み合わせとして正しいものはどれか。
  3. ISO 26262のASILについての説明として正しいものはどれか。
  4. ISO 26262における「安全目標」の説明として正しいものはどれか。
  5. ISO 26262で区別されるランダムハードウェア故障とシステマティック故障の説明の組み合わせとして正しいものはどれか。
  6. ISO 26262でいう潜在故障(レイテントフォールト)の例として最も適切なものはどれか。
  7. ISO 26262のフォールトトレラント時間間隔(FTTI)の説明として正しいものはどれか。
  8. ISO 26262のASILデコンポジション(分解)で、ASIL Dの安全要求を、十分に独立した2つの冗長な要素に分けて割り当てる組み合わせとして認められているものはどれか。
  9. ISO 26262のSEooC(Safety Element out of Context)の説明として正しいものはどれか。
  10. 自動車の規格ISO 26262とISO/SAE 21434の違いとして正しいものはどれか。
  11. 次のうち、ISO 26262(機能安全)ではなく、主にSOTIF(ISO 21448、意図した機能の安全性)で扱う問題はどれか。
  12. 自動車の機能安全の考え方として正しいものはどれか。
  13. ある危険な事象を評価したところ、重大度S3・露出度E4・制御可能性C3で、ASIL Dとなった。同じ事象で、制御可能性だけがC2(通常は多くの運転者が回避できる)であったとすると、ASILはどうなるか。
  14. 同じ半導体でも、民生機器用と自動車用で求められる信頼性の水準についての説明として正しいものはどれか。

車載半導体と機能安全の参考書を探す PR

Amazonの検索結果へのリンクです。Amazonのアソシエイトとして、半導体教室は適格販売により収入を得ています。

関連する用語

ASIL(自動車安全度水準) 安全機構 HARA(ハザード分析とリスクアセスメント) FTTI(フォールトトレラント時間間隔) 診断カバレッジ 安全目標 FIT SPFM(単一点故障指標) ECC(誤り訂正符号) MTTF(平均故障時間)

用語集の一覧へ