診断カバレッジとは

しんだんかばれっじ

安全機構が検出または制御できる故障の割合で、DCと略す。故障率200 FITの回路に診断カバレッジ99%の安全機構を設けると、検出されずに残る故障は2 FITになる。

「診断カバレッジ」は、1分野の4問の練習問題に出てきます(車載半導体と機能安全など)。

この用語の分野: 車載半導体と機能安全

診断カバレッジの練習問題に挑戦

ISO 26262で、ハザード分析とリスクアセスメント(HARA)によりASILを決めるときに評価する3つの要素の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A重大度(S)・露出度(E)・制御可能性(C)
  2. B故障率(λ)・診断カバレッジ(DC)・フォールトトレラント時間間隔(FTTI)
  3. C部品の価格・生産台数・開発期間
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正解:A. 重大度(S)・露出度(E)・制御可能性(C)

ASILは、危険な事象ごとに、けがの重さを表す重大度S、その危険が起こりうる運転状況にさらされる頻度や時間を表す露出度E、運転者などが危険を回避できる可能性を表す制御可能性Cの3つを評価して決めます。例えば高速走行中に急にブレーキが効かなくなる事象は、重大度が高く回避も難しいので高いASILになります。故障率や診断カバレッジ、FTTIは、ASILが決まった後に、その要求を満たす設計を評価するときに使う量です。

安全に関係するハードウェアの故障率の合計が1000 FITで、そのうち単一点故障と残余故障(安全機構で検出されずに残る故障)の故障率の合計が5 FITのとき、単一点故障指標(SPFM)はいくらか。

  1. A99.5%
  2. B95%
  3. C99.95%
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正解:A. 99.5%

SPFMは、1から「単一点故障と残余故障の故障率の合計」を「安全に関係する故障率の合計」で割った値を引いて求めます。この例では1 − 5 / 1000 = 1 − 0.005 = 0.995なので99.5%です。ASIL Dの目安である99%以上を満たします。95%は割合を1桁大きく見積もった場合、99.95%は1桁小さく見積もった場合の値です。SPFMを高めるには、診断カバレッジの高い安全機構を加えて、検出されずに残る故障を減らします。

解説の中の「診断カバレッジ」

「診断カバレッジ」が出てくる問題(4問)

  1. ISO 26262で、ハザード分析とリスクアセスメント(HARA)によりASILを決めるときに評価する3つの要素の組み合わせとして正しいものはどれか。
  2. 安全に関係するハードウェアの故障率の合計が1000 FITで、そのうち単一点故障と残余故障(安全機構で検出されずに残る故障)の故障率の合計が5 FITのとき、単一点故障指標(SPFM)はいくらか。
  3. 故障率200 FITの回路に、診断カバレッジ99%の安全機構を設けた。安全機構で検出されずに残る故障の故障率はいくらか。
  4. 車載マイコンの安全機構として使われるロックステップCPUの仕組みとして正しいものはどれか。

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安全機構 ASIL(自動車安全度水準) FIT ISO 26262 HARA(ハザード分析とリスクアセスメント) FTTI(フォールトトレラント時間間隔) SPFM(単一点故障指標) 故障検出率(フォールトカバレッジ) マイコン(マイクロコントローラ) ロックステップ

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