安全目標とは

あんぜんもくひょう

HARAで見つけた危険な事象ごとに定める、最上位の安全要求。例えば「意図しない急加速を防ぐ」のように表し、その事象のASILを引き継ぐ。

「安全目標」は、1分野の4問の練習問題に出てきます(車載半導体と機能安全など)。

この用語の分野: 車載半導体と機能安全

安全目標の練習問題に挑戦

ISO 26262における「安全目標」の説明として正しいものはどれか。

  1. Aハザード分析とリスクアセスメントの結果から決める最上位の安全要求で、例えば「意図しない急加速を起こさない」のように表し、ASILが付けられる
  2. B開発プロジェクトの中で実施する安全に関する試験の件数の目標で、多いほど安全性が高いと判断される
  3. C部品ごとに決める故障率の目標値で、ASILとは関係なく、すべての部品に同じ値が使われる
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正解:A. ハザード分析とリスクアセスメントの結果から決める最上位の安全要求で、例えば「意図しない急加速を起こさない」のように表し、ASILが付けられる

安全目標(Safety Goal)は、HARAで見つかった危険な事象を防ぐために、車両レベルで定める最上位の安全要求です。例えば電子スロットル制御なら「意図しない急加速を起こさない」のように表し、その危険事象のASILを引き継ぎます。安全目標から機能安全要求、技術安全要求、ハードウェアとソフトウェアの要求へと細かく分解していきます。試験の件数の目標や、ASILと無関係な一律の故障率の値ではありません。

ランダムハードウェア故障によって安全目標が侵害される確率の指標PMHFについて、ASIL Dの目標値の目安は10 FIT未満とされる。これを1時間あたりの確率で表すとどれか。

  1. A1×10⁻⁶ /時間
  2. B1×10⁻⁸ /時間
  3. C1×10⁻¹⁰ /時間
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正解:B. 1×10⁻⁸ /時間

1 FITは10⁹時間あたり1件の故障、つまり1×10⁻⁹ /時間です。したがって10 FITは10 × 10⁻⁹ = 1×10⁻⁸ /時間になります。PMHF(Probabilistic Metric for random Hardware Failures)は、車両の使用期間を通じて平均したときに、ランダムハードウェア故障で安全目標が侵害される確率を1時間あたりで表した値です。目標値の目安は、ASIL BとCで100 FIT未満(10⁻⁷ /時間)、ASIL Dで10 FIT未満です。

解説の中の「安全目標」

「安全目標」が出てくる問題(4問)

  1. ISO 26262における「安全目標」の説明として正しいものはどれか。
  2. ランダムハードウェア故障によって安全目標が侵害される確率の指標PMHFについて、ASIL Dの目標値の目安は10 FIT未満とされる。これを1時間あたりの確率で表すとどれか。
  3. 単一点故障指標(SPFM)について、ASIL Dで求められる目標値の目安として正しいものはどれか。
  4. 機能安全の評価で行うFMEDA(故障モード・影響・診断解析)の説明として正しいものはどれか。

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