Q値(クオリティファクタ)とは

きゅーち

共振の鋭さを表す無次元の量。共振周波数を帯域幅で割った Q = f0/BW で、蓄えられるエネルギーと1周期に失われるエネルギーの比にも対応する。直列RLC回路では Q = (1/R)√(L/C)、並列RLC回路では Q = R√(C/L) で、損失が小さいほど大きい。水晶振動子やMEMS共振子では数万以上になる。

「Q値(クオリティファクタ)」は、4分野の7問の練習問題に出てきます(アナログ・電子回路, 回路解析(交流回路・線形回路・過渡現象), MEMS・センサなど)。

この用語の分野: 回路解析(交流回路・線形回路・過渡現象)

Q値(クオリティファクタ)の練習問題に挑戦

共振回路のQ値(クオリティファクタ)が大きいことの意味として正しいものはどれか。

  1. A共振周波数が高い
  2. B損失が小さく、共振のピークが鋭い(帯域幅が狭い)
  3. C損失が大きく、帯域幅が広い
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正解:B. 損失が小さく、共振のピークが鋭い(帯域幅が狭い)

Q値は共振の鋭さを表し、Q = f0/Δf(共振周波数÷帯域幅)です。Qが大きいほど損失が小さく、ピークが鋭く帯域幅は狭くなります。例えば f0 = 1 MHz、Q = 100 なら帯域幅は10 kHzです。直列RLC回路では Q = (1/R)√(L/C) で、抵抗(損失)が小さいほど大きくなります。周波数選択性の高いフィルタや位相雑音の小さい発振器には高いQが求められます。

解説の中の「Q値(クオリティファクタ)」

「Q値(クオリティファクタ)」が出てくる問題(7問)

  1. 共振回路のQ値(クオリティファクタ)が大きいことの意味として正しいものはどれか。
  2. R = 10 Ω、L = 1 mH、C = 10 nFの直列RLC共振回路の帯域幅(電流が共振時の 1/√2 になる2つの周波数の差)に最も近いものはどれか。
  3. 図の直列RLC回路で、R = 10 Ω、L = 10 mH、C = 1 µF とし、実効値1 Vの正弦波電圧の周波数を共振周波数に合わせた。コンデンサの両端の電圧 VC の実効値はどれか。
  4. 図の並列RLC回路で、R = 20 kΩ、L = 1 mH、C = 10 nF である。共振周波数の付近で、回路のインピーダンスの大きさが共振時の 1/√2 になる2つの周波数の差(帯域幅)に最も近いものはどれか。
  5. 水晶発振器が、時計やマイコンのクロック源として広く使われる主な理由はどれか。
  6. MEMSジャイロなどで可動部を真空中に封止する主な理由として正しいものはどれか。
  7. MEMSの可動板が、すぐ近くの固定面に向かって動くときに、間にある気体が押し出されることで生じる減衰を何と呼ぶか。

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