直線位相とは
ちょくせんいそう
フィルタの位相特性が、周波数に比例する直線になっていること。このとき、すべての周波数の成分が同じ時間だけ遅れる(群遅延が一定になる)ので、波形の形がくずれない。FIRフィルタでは、係数を中心について対称(または反対称)にすると正確に直線位相になり、Nタップなら遅れは (N − 1)/2 サンプルである。安定で因果的なIIRフィルタでは正確な直線位相は実現できないので、波形を保ちたいオーディオ、通信の受信、計測などの処理ではFIRフィルタがよく使われる。
「直線位相」は、1分野の3問の練習問題に出てきます(デジタル信号処理の基礎など)。
この用語の分野: デジタル信号処理の基礎