群遅延とは
ぐんちえん
フィルタを通る信号の成分が、周波数ごとにどれだけ遅れるかを表す量で、位相特性 φ(ω) を周波数で微分して符号を反転したもの(−dφ/dω)。群遅延がすべての周波数で同じなら、波形の形を保ったまま全体が遅れるだけになる。係数が対称なNタップのFIRフィルタの群遅延は、(N − 1)/2 サンプルで一定である。IIRフィルタやアナログフィルタでは周波数によって群遅延が変わり、多くの場合カットオフ周波数の付近で大きくなるので、パルスの波形がひずむ。ベッセル特性のフィルタは、群遅延の平坦さを重視したものである。
「群遅延」は、2分野の2問の練習問題に出てきます(デジタル信号処理の基礎, アナログ・電子回路など)。
この用語の分野: デジタル信号処理の基礎