制御工学の基礎

二次遅れ系 G(s) = ωn²/(s² + 2ζωn s + ωn²) のステップ応答が、最終値を行き過ぎて振動しながら近づく、減衰係数 ζ の範囲として正しいものはどれか。

  1. Aζ > 1
  2. Bζ = 1
  3. C0 < ζ < 1
答えと解説を見る

正解:C. 0 < ζ < 1

0 < ζ < 1 では極が共役な複素数になり、応答は振動しながら最終値に近づきます(不足減衰)。ζ = 1 では極が負の実数の重根になり、行き過ぎのない応答のうちで最も速く落ち着きます(臨界減衰)。ζ > 1 では極が2つの負の実数になり、行き過ぎはないものの、ゆっくりと近づきます(過減衰)。ζ = 0 では振動が減衰せずに続き、ζ < 0 では不安定になります。

  • A. 過減衰で、行き過ぎも振動もなく、ゆっくり最終値に近づきます。
  • B. 臨界減衰で、行き過ぎのない応答のうちで最も速い場合です。
  • C. 正しい。この範囲を不足減衰と呼びます。
この分野を解く 分野ページへ

関連する計算ツール

制御工学の基礎の参考書を探す PR

Amazonの検索結果へのリンクです。Amazonのアソシエイトとして、半導体教室は適格販売により収入を得ています。

制御工学の基礎のほかの問題

  1. 伝達関数 G(s) = 25/(s² + 4s + 25) の二次遅れ系の、固有角周波数 ωn と減衰係数 ζ の組み合わせとして正しいものはどれか。
  2. 減衰係数 ζ = 0.5 の二次遅れ系(零点のない標準形)にステップを入力した。オーバーシュート(最大の行き過ぎ量の、最終値に対する割合)に最も近いものはどれか。
  3. 伝達関数 G(s) = 25/(s² + 4s + 25) の系のステップ応答が、最終値の±2%以内に収まるまでの整定時間を、近似式 ts ≈ 4/(ζωn) で見積もった値として正しいものはどれか。
  4. 零点のない二次遅れ系で、極を s = −σ ± jωd とする。σ を変えずに ωd だけを大きくしたときの、ステップ応答の変化として正しいものはどれか。
  5. 単位フィードバックの系で、前向きの伝達関数が G(s) = 9/(1 + 2s) である。大きさ1のステップの目標値に対する定常偏差として正しいものはどれか。

この分野の比較