固定費とは

こていひ

設備や建物の減価償却費・賃借料・正社員の給与など、生産量や売上高にかかわらず期間ごとに一定額がかかる費用。

「固定費」は、2分野の10問の練習問題に出てきます(経営戦略と会計の基礎(ストラテジ系), 半導体産業・市場など)。

この用語の分野: 経営戦略と会計の基礎(ストラテジ系)

固定費の練習問題に挑戦

売上高が5,000万円、変動費が2,000万円、固定費が2,400万円の企業がある。この企業の損益分岐点売上高はどれか。

  1. A4,000万円
  2. B4,400万円
  3. C6,000万円
答えと解説を見る

正解:A. 4,000万円

変動費率は 2,000 ÷ 5,000 = 0.4 なので、売上高のうち固定費をまかなうのに使える限界利益率は 1 − 0.4 = 0.6 です。損益分岐点売上高は、限界利益で固定費をちょうどまかなえる売上高なので、2,400 ÷ 0.6 = 4,000万円です。今の売上高5,000万円は損益分岐点を上回っていて、利益は 5,000 − 2,000 − 2,400 = 600万円です。

売上高が2億円、変動費率が70%、固定費が4,500万円の企業の安全余裕率はどれか。

  1. A25%
  2. B約33%
  3. C75%
答えと解説を見る

正解:A. 25%

限界利益率は 1 − 0.7 = 0.3 なので、損益分岐点売上高は 4,500万 ÷ 0.3 = 1億5,000万円です。安全余裕率は、今の売上高が損益分岐点をどれだけ上回っているかを売上高に対する割合で表したもので、(2億 − 1億5,000万) ÷ 2億 = 25% です。売上高が25%減るまでは赤字にならないことを意味し、値が大きいほど売上の減少に強いといえます。損益分岐点売上高 ÷ 売上高 = 75% は損益分岐点比率で、安全余裕率と足すと100%になります。

解説の中の「固定費」

「固定費」が出てくる問題(10問)

  1. 売上高が5,000万円、変動費が2,000万円、固定費が2,400万円の企業がある。この企業の損益分岐点売上高はどれか。
  2. 売上高が2億円、変動費率が70%、固定費が4,500万円の企業の安全余裕率はどれか。
  3. 固定費が3,000万円、変動費率が60%の事業で、1,000万円の利益を出すために必要な売上高はどれか。
  4. ある半導体メーカーが専用のチップを開発する。チップの販売単価は4,000円、1個あたりの変動費(ウエハ・パッケージ・テストの費用など)は2,400円で、マスクの製作費や設計費などの固定費は8億円である。損益分岐点となる販売数量はどれか。
  5. 固定費が2,700万円、変動費率が40%で、費用は変動費と固定費だけの事業がある。売上高営業利益率(営業利益 ÷ 売上高)を15%にするために必要な売上高はどれか。
  6. ある製品の作り方として、案A(固定費1,000万円、変動費率60%)と、製造ラインを自動化する案B(固定費1,600万円、変動費率45%)がある。売上高がある値を超えると、案Bの利益のほうが案Aの利益より大きくなる。その値はどれか。
  7. ある工場の月ごとのウエハの投入枚数x(千枚)と電力費y(百万円)は、(x, y) = (2, 5)、(4, 9)、(6, 11)、(8, 15)だった。最小二乗法で回帰直線 y = ax + b を求め、傾きaを1千枚あたりの変動費、切片bを固定費とみなすとき、その組合せとして正しいものはどれか。
  8. 半導体工場では、装置の稼働率を高く保つことが特に重視される。その理由として適切なものはどれか。
  9. 半導体工場の費用のうち、一般に変動費に分類されるものはどれか。
  10. 自社の工場で製造まで行うIDM(垂直統合型デバイスメーカー)と比べたときの、ファブレス企業の一般的な特徴として、適切なものはどれか。

経営戦略と会計の基礎(ストラテジ系)の参考書を探す PR

Amazonの検索結果へのリンクです。Amazonのアソシエイトとして、半導体教室は適格販売により収入を得ています。

半導体・電子回路・情報の計算ツール

関連する用語

変動費 限界利益 損益分岐点 減価償却 相関係数 フォトレジスト IDM(垂直統合型デバイスメーカー) ファブレス ファウンドリ ROE(自己資本利益率)

用語集の一覧へ