経営戦略と会計の基礎(ストラテジ系)
自社の工場で製造まで行うIDM(垂直統合型デバイスメーカー)と比べたときの、ファブレス企業の一般的な特徴として、適切なものはどれか。
- A製造装置などの有形固定資産が多いので、工場の稼働率が下がると減価償却費などの固定費が重くなり、利益が大きく減りやすい
- B工場をもたないので有形固定資産と固定費が比較的少なく、製造をファウンドリに委託する費用は、主に生産量に応じて変わる費用になる
- C製造を外部に委託するので、製品の設計や開発のための研究開発費はほとんどかからない
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正解:B. 工場をもたないので有形固定資産と固定費が比較的少なく、製造をファウンドリに委託する費用は、主に生産量に応じて変わる費用になる
ファブレス企業は設計と販売に特化し、製造はファウンドリに委託するので、巨額の工場への投資や、その減価償却費を自社で負担しません。そのため固定費の比率が低く、損益分岐点も比較的低くなりやすいので、需要が落ち込んだときの利益の減り方がIDMより小さい傾向があります。一方、製造の能力を自社で確保できないので、需要が急に増えたときにファウンドリの生産能力を確保できるかが課題になり、長期の契約で製造の枠を確保することもあります。
- A. 自社の工場をもつIDMの特徴です。半導体の工場は固定費が大きいので、稼働率が利益を大きく左右します。
- B. 正しい。工場への投資が要らない代わりに、製造を委託する費用がかかります。
- C. ファブレス企業は設計の力で競うので、研究開発費の負担はむしろ大きくなります。