タイミング解析とCDC
STAとRTLシミュレーションを行っていても、CDC検証ツールによる確認が必要とされる理由として正しいものはどれか。
- ACDC検証ツールは、すべてのフリップフロップのセットアップとホールドを、STAより正確に計算するから
- BCDC検証ツールを使うと、非同期のクロックを同期したクロックに自動で変換できるから
- CSTAは非同期のクロック間の経路を解析から外し、RTLシミュレーションはメタステーブルを再現しないので、同期化の誤りが見つからないから
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正解:C. STAは非同期のクロック間の経路を解析から外し、RTLシミュレーションはメタステーブルを再現しないので、同期化の誤りが見つからないから
非同期のクロックどうしの経路はSTAではタイミングを決められないため、クロックグループの指定などで解析から外すのが普通です。またRTLのシミュレーションでは、フリップフロップは常に0か1に確定するので、同期化回路がなくても正しく動いたように見えます。CDC検証ツールは回路の構造を調べ、同期化回路のない経路、同期化の手前の組み合わせ回路、マルチビットの個別の同期化、リコンバージェンスなどを見つけます。タイミングの計算はSTAの役割です。