平均符号長とは

へいきんふごうちょう

各記号の符号語の長さを、その記号が出る確率で重み付けして平均した値。記号iの確率をpᵢ、符号語の長さをlᵢとして L = Σ pᵢ lᵢ(ビット/記号)で表す。よく出る記号に短い符号語を割り当てると小さくなり、可逆な符号ではエントロピー以上になる。エントロピーを平均符号長で割った値を、符号化の効率という。例えば確率0.4、0.3、0.2、0.1の4記号をハフマン符号で表すと、平均符号長は1.9ビットである。

「平均符号長」は、1分野の6問の練習問題に出てきます(情報理論と符号の基礎など)。

この用語の分野: 情報理論と符号の基礎

平均符号長の練習問題に挑戦

記号A、B、C、Dを確率0.4、0.3、0.2、0.1で、互いに独立に出す情報源を、ハフマン符号で符号化する。1記号あたりの平均符号長はどれか。

  1. A約1.85ビット
  2. B1.9ビット
  3. C2ビット
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正解:B. 1.9ビット

ハフマン符号では、確率の最も小さい2つをまとめる操作を繰り返します。0.1と0.2をまとめて0.3、次に0.3と0.3をまとめて0.6、最後に0.6と0.4をまとめるので、符号長はAが1、Bが2、CとDが3ビットになります。平均符号長は 0.4 × 1 + 0.3 × 2 + 0.2 × 3 + 0.1 × 3 = 1.9 ビットです。

記号A〜Eを確率0.3、0.25、0.2、0.15、0.1で、互いに独立に出す情報源を、ハフマン符号で符号化する。等しい確率のものをどちらから選ぶかで符号語は変わることがあるが、平均符号長は変わらない。1記号あたりの平均符号長はどれか。

  1. A2.25ビット
  2. B2.4ビット
  3. C3ビット
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正解:A. 2.25ビット

まず0.1と0.15をまとめて0.25、次に0.2と0.25をまとめて0.45、残りの0.25と0.3をまとめて0.55、最後に0.45と0.55をまとめます。符号長はA、B、Cが2ビット、DとEが3ビットになり、平均符号長は (0.3 + 0.25 + 0.2) × 2 + (0.15 + 0.1) × 3 = 1.5 + 0.75 = 2.25 ビットです。確率の偏りが小さい情報源では、1、2、3、4、4 のような段々の符号長より、長さのそろった符号の方が短くなります。

解説の中の「平均符号長」

「平均符号長」が出てくる問題(6問)

  1. 記号A、B、C、Dを確率0.4、0.3、0.2、0.1で、互いに独立に出す情報源を、ハフマン符号で符号化する。1記号あたりの平均符号長はどれか。
  2. 記号A〜Eを確率0.3、0.25、0.2、0.15、0.1で、互いに独立に出す情報源を、ハフマン符号で符号化する。等しい確率のものをどちらから選ぶかで符号語は変わることがあるが、平均符号長は変わらない。1記号あたりの平均符号長はどれか。
  3. 記号A、B、Cを確率0.6、0.3、0.1で、互いに独立に出す情報源があり、そのエントロピーは約1.30ビットである。この情報源をハフマン符号で符号化したときの効率(エントロピー ÷ 平均符号長)に最も近いものはどれか。
  4. 0を確率0.8、1を確率0.2で、互いに独立に出す2値の情報源がある。2記号ずつまとめた00、01、10、11の4種類をそれぞれ1つの記号とみなし、ハフマン符号で符号化する。元の1記号あたりの平均符号長はどれか。
  5. 固定長符号と比べたときの、可変長符号の説明として、正しいものはどれか。
  6. 可逆圧縮と、情報源のエントロピーの関係の説明として、正しいものはどれか。

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