情報理論と符号の基礎

記号A、B、C、Dを確率0.4、0.3、0.2、0.1で、互いに独立に出す情報源を、ハフマン符号で符号化する。1記号あたりの平均符号長はどれか。

  1. A約1.85ビット
  2. B1.9ビット
  3. C2ビット
答えと解説を見る

正解:B. 1.9ビット

ハフマン符号では、確率の最も小さい2つをまとめる操作を繰り返します。0.1と0.2をまとめて0.3、次に0.3と0.3をまとめて0.6、最後に0.6と0.4をまとめるので、符号長はAが1、Bが2、CとDが3ビットになります。平均符号長は 0.4 × 1 + 0.3 × 2 + 0.2 × 3 + 0.1 × 3 = 1.9 ビットです。

  • A. 約1.85ビットはこの情報源のエントロピーで、平均符号長の下限です。確率が1/2や1/4のような2のべき乗分の1ではないので、ハフマン符号でもここまでは短くなりません。
  • B. 正しい。0.4 + 0.6 + 0.6 + 0.3 = 1.9 ビットです。
  • C. 2ビットは、4種類を同じ長さで表す固定長符号の符号長です。
この分野を解く 分野ページへ

情報理論と符号の基礎の参考書を探す PR

Amazonの検索結果へのリンクです。Amazonのアソシエイトとして、半導体教室は適格販売により収入を得ています。

情報理論と符号の基礎のほかの問題

  1. 記号A〜Eを確率0.3、0.25、0.2、0.15、0.1で、互いに独立に出す情報源を、ハフマン符号で符号化する。等しい確率のものをどちらから選ぶかで符号語は変わることがあるが、平均符号長は変わらない。1記号あたりの平均符号長はどれか。
  2. 記号A、B、Cを確率0.6、0.3、0.1で、互いに独立に出す情報源があり、そのエントロピーは約1.30ビットである。この情報源をハフマン符号で符号化したときの効率(エントロピー ÷ 平均符号長)に最も近いものはどれか。
  3. 0を確率0.8、1を確率0.2で、互いに独立に出す2値の情報源がある。2記号ずつまとめた00、01、10、11の4種類をそれぞれ1つの記号とみなし、ハフマン符号で符号化する。元の1記号あたりの平均符号長はどれか。
  4. 可逆圧縮と、情報源のエントロピーの関係の説明として、正しいものはどれか。
  5. 40文字の文字列 AAAAAAAAAAAABBBBCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCDDDD(Aが12個、Bが4個、Cが20個、Dが4個)を、同じ文字の連続を「文字(1バイト)と個数(1バイト)」の組で表すランレングス符号化で圧縮する。元の文字列は1文字1バイトとし、圧縮率を「圧縮後の大きさ ÷ 圧縮前の大きさ」とするとき、圧縮率はどれか。