デシメーションとは

でしめーしょん

サンプリング周波数を整数分の1に下げる処理。M サンプルごとに1つを残して間引く(ダウンサンプリング)前に、新しいナイキスト周波数 fs/(2M) より上の成分を、デジタルのローパスフィルタ(デシメーションフィルタ)で取り除いておく。フィルタなしで間引くと、その成分が折り返して信号の帯域に重なる。例えば48 kHzを1/4にすると12 kHzになり、先に6 kHzより上を取り除く必要がある。捨てるサンプルの出力は計算しないで済むので、ポリフェーズ構成などで演算を減らせる。ΔΣ型ADCの出力を高分解能のデータにする処理にも使われる。

「デシメーション」は、2分野の2問の練習問題に出てきます(デジタル信号処理の基礎, AD/DA変換など)。

この用語の分野: デジタル信号処理の基礎

デシメーションの練習問題に挑戦

サンプリング周波数48 kHzの信号を、4サンプルごとに1つ取り出して12 kHzに下げる(1/4のデシメーション)。間引く前に置くローパスフィルタで取り除いておくべき周波数の成分として正しいものはどれか。

  1. A6 kHzより上の成分
  2. B12 kHzより上の成分
  3. C24 kHzより上の成分
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正解:A. 6 kHzより上の成分

間引いたあとのサンプリング周波数は 48 ÷ 4 = 12 kHz で、そのナイキスト周波数は6 kHz です。6 kHz より上の成分が残ったまま間引くと、12 kHz のサンプリングで折り返して、6 kHz 以下に重なってしまいます(例えば9 kHz の成分は 12 − 9 = 3 kHz に現れます)。そのため、間引く前にデジタルのローパスフィルタで、6 kHz より上を十分に減衰させます。

解説の中の「デシメーション」

「デシメーション」が出てくる問題(2問)

  1. サンプリング周波数48 kHzの信号を、4サンプルごとに1つ取り出して12 kHzに下げる(1/4のデシメーション)。間引く前に置くローパスフィルタで取り除いておくべき周波数の成分として正しいものはどれか。
  2. ΔΣ型ADコンバータで、高速で粗い量子化出力を、低いサンプリング周波数の高分解能なデータに変換するデジタル回路はどれか。

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