経営戦略と会計の基礎(ストラテジ系)

1,000万円を投資して業務システムを導入すると、今後3年間、毎年末に400万円の費用の削減効果が見込まれる。割引率を年5%とし、1年後・2年後・3年後の現価係数(1 ÷ 1.05ⁿ)をそれぞれ0.952、0.907、0.864とするとき、この投資の正味現在価値(NPV)に最も近いものはどれか。

  1. A約89万円
  2. B約143万円
  3. C200万円
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正解:A. 約89万円

将来の効果を現在の価値に直すと、400 × (0.952 + 0.907 + 0.864) = 400 × 2.723 = 1,089.2万円です。ここから投資額1,000万円を引いた正味現在価値は約89万円で、0より大きいので、割引率5%のもとでは投資する価値があると判断できます。割り引かずに効果の合計1,200万円から投資額を引くと200万円(投資額に対する割合で20%)になりますが、お金の時間的な価値を考えると、将来の400万円は今の400万円より価値が小さくなります。

  • A. 正しい。各年の効果を現価係数で割り引いて合計し、投資額を引いた値です。
  • B. 3年分の効果をすべて1年分の係数で割り引いた値(1,200 ÷ 1.05 − 1,000)です。2年後と3年後の効果は、それぞれ2年分と3年分を割り引きます。
  • C. 割り引かずに、効果の合計1,200万円から投資額を引いた値です。
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