経営戦略と会計の基礎(ストラテジ系)

ある企業が新しい計測装置を発売するときに、新しい技術を高く評価して早く導入したい一部の顧客向けに高い価格を付けて開発費を早く回収し、その後、需要に合わせて段階的に価格を下げていく方針をとった。この価格戦略はどれか。

  1. A上澄み吸収価格戦略(スキミングプライシング)
  2. B市場浸透価格戦略(ペネトレーションプライシング)
  3. Cコストプラス価格決定法
答えと解説を見る

正解:A. 上澄み吸収価格戦略(スキミングプライシング)

上澄み吸収価格戦略は、発売の初めに高い価格を付け、価格をあまり気にしない一部の顧客から大きな利益を得て、開発費を早く回収する戦略です。技術的な独自性が高く、競合がすぐには追いつけない製品に向いています。これに対し、市場浸透価格戦略は、発売の初めから低い価格を付けて一気にシェアを取り、累積生産量を増やして経験曲線の効果でコストを下げることを狙う戦略です。

  • A. 正しい。初めに高い価格で上澄みの顧客を取り込み、その後に価格を下げます。
  • B. 初めから低い価格を付けて、早く大きなシェアを取る戦略です。
  • C. 製品のコストに一定の利益を上乗せして価格を決める方法で、顧客の評価や競合の状況は直接には考えません。
この分野を解く 分野ページへ

関連する計算ツール

経営戦略と会計の基礎(ストラテジ系)の参考書を探す PR

Amazonの検索結果へのリンクです。Amazonのアソシエイトとして、半導体教室は適格販売により収入を得ています。

経営戦略と会計の基礎(ストラテジ系)のほかの問題

  1. 8種類の製品の年間売上高(万円)は、製品1が380、製品2が55、製品3が260、製品4が30、製品5が130、製品6が85、製品7が40、製品8が20である。売上高の大きい順に並べ、累積構成比が70%以下の製品をA、70%を超え90%以下の製品をB、それ以外をCとするABC分析を行ったとき、Bに分類される製品はどれか。
  2. ある工場の月ごとのウエハの投入枚数x(千枚)と電力費y(百万円)は、(x, y) = (2, 5)、(4, 9)、(6, 11)、(8, 15)だった。最小二乗法で回帰直線 y = ax + b を求め、傾きaを1千枚あたりの変動費、切片bを固定費とみなすとき、その組合せとして正しいものはどれか。
  3. 新しい製造ラインへの投資を検討している。大規模投資(投資額10億円)では、需要が大きい場合(確率0.6)に25億円、小さい場合(確率0.4)に8億円の収入が見込まれる。小規模投資(投資額4億円)では、需要が小さい場合の収入は7億円で、需要が大きい場合は、そのままなら12億円の収入だが、その時点で5億円を追加投資すると収入が22億円になる。収入から投資額を引いた利益の期待値が最大になる方針をとるとき、その期待値はどれか。
  4. ある企業が3つの戦略S1〜S3を検討している。景気が好況・普通・不況のときの利益(億円)は、S1が50、30、−10、S2が40、25、5、S3が30、20、10と見込まれ、どの景気になるかの確率は分からない。マクシミン原理(最悪の場合の利益が最大になる戦略を選ぶ)に従うとき、選ぶ戦略はどれか。
  5. ある工場で2種類の製品X、Yを作る。1個あたりの利益はXが4万円、Yが3万円で、1個作るのに必要な機械の時間はXが2時間、Yが1時間、作業者の時間はXもYも1時間である。1週間に使える時間が、機械は100時間、作業者は80時間までのとき、1週間の利益の最大値はどれか。