タイミング解析とCDC
ホールド違反を直すために、データ経路に遅延用のバッファを挿入する。このときに確認すべきこととして最も重要なものはどれか。
- A受け側フリップフロップのクロックにも同じ量の遅延を入れて、スキューを0に保つこと
- B追加した遅延によって、同じ経路のセットアップのスラックが不足しないこと
- C挿入するバッファは駆動力の大きいものにして、できるだけ遅延を小さくすること
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正解:B. 追加した遅延によって、同じ経路のセットアップのスラックが不足しないこと
ホールド違反はデータが早く着きすぎることなので、データ経路に遅延を足して到着を遅らせます。ただし足した遅延はセットアップの到着時刻も遅らせます。ホールドは速いコーナーで 0.05 ns 改善するバッファが、遅いコーナーでは 0.1 ns 以上の遅延になることもあるので、セットアップに余裕がある範囲で入れる必要があります。受け側のクロックにも同じ遅延を入れると改善分が打ち消され、駆動力を上げて遅延を減らすのは目的と逆です。