タイミング解析とCDC
同じクロックの立ち上がりエッジで送り出しと取り込みを行う通常の経路で、ホールド違反(スラック −0.03 ns)が見つかった。クロック周波数を半分に下げたときの、この違反の扱いとして正しいものはどれか。
- Aホールドのチェックはクロック周期に関係しないので、違反は残る
- B周期が2倍になるので、違反は解消される
- C周期が長くなるぶん、違反はさらに大きくなる
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正解:A. ホールドのチェックはクロック周期に関係しないので、違反は残る
ホールドのチェックは、同じクロックエッジで送り出された新しいデータが、受け側で前のデータを壊さないかを見るもので、このような経路では式にクロック周期が入りません。そのため周波数を下げても −0.03 ns のスラックは変わらず、悪化もしません。一方セットアップは周期に依存するので、周波数を下げれば救えます。製造後に見つかったホールド違反は、周波数の調整では直せない致命的な不良になりやすいため、設計段階で確実に修正しておくことが重要です。