PN接合・ダイオード

定電圧ダイオードで、ツェナー電圧が約5〜6 Vのものは温度による電圧の変化が小さい。その理由として正しいものはどれか。

  1. Aシリコンのバンドギャップが温度で変わらないため
  2. Bこの電圧ではダイオードに電流が流れないため
  3. C負の温度係数をもつトンネル(ツェナー)降伏と、正の温度係数をもつなだれ降伏が同程度に起こり、打ち消し合うため
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正解:C. 負の温度係数をもつトンネル(ツェナー)降伏と、正の温度係数をもつなだれ降伏が同程度に起こり、打ち消し合うため

降伏電圧が低い(約5 V以下)ものは主にトンネル効果によるツェナー降伏で、温度が上がると降伏電圧が下がります。高いものは主になだれ降伏で、温度が上がると降伏電圧が上がります。その中間の約5〜6 Vでは両方の効果が同程度に働き、温度係数がほぼゼロになります。

  • A. シリコンのバンドギャップは温度でわずかに変化します。
  • B. 定電圧ダイオードは降伏領域で電流を流して使います。
  • C. 正しい。逆向きの温度係数をもつ2つの降伏の仕組みが打ち消し合います。
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