SSDとHDDの違い:速度・耐久性・コストを比較
ハードディスクドライブ(HDD)は、回転する円盤に磁気でデータを記録し、動くヘッドで読み書きします。ソリッドステートドライブ(SSD)は、NAND型フラッシュのチップにデータを記録し、可動部分がありません。SSDは、何倍も速く、静かで、衝撃にも強い反面、HDDは、1TBあたりのコストがはるかに安く、大きな容量にできます。そのため、両方を組み合わせて、システムや作業中のファイルにはSSD、大量の保存にはHDDを使うことが多くあります。
| 項目 | HDD | SSD |
|---|---|---|
| データの記録方法 | 回転する磁気ディスクを、動く読み書きヘッドが読み書きする | NAND型フラッシュメモリのチップ。可動部分はない |
| シーケンシャルの速度 | 約100〜250 MB/s | SATAで約500 MB/sから、高速なNVMeで14 GB/sまで |
| ランダムアクセスと遅延 | 遅い。ヘッドの移動とディスクの回転で、ミリ秒単位 | 速い。数十マイクロ秒で、1秒あたり数十万回以上の処理 |
| 衝撃への強さ | 動作中の落下や振動に弱い | 強い。動くものがないため |
| 騒音 | 回転とシークの音がする | 無音 |
| 消費電力 | 大きい。モーターとヘッドのアクチュエータがある | 小さい。特にアイドル時 |
| 1TBあたりのコスト | 安い | 高いが、下がっている |
| 容量 | 1台で数十TB | 一般向けは1〜8 TB。企業向けにはさらに大きいものもある |
| 摩耗 | 機械的な摩耗はあるが、書き込み回数の制限はない | 書き込みと消去の回数に限りがあり、ウェアレベリングで管理し、TBWで評価する |
| 特別な保守 | フラグメンテーションで遅くなる | TRIMと予備の領域が必要。フラグメンテーションはほぼ影響しない |
| 向いている用途 | 大量の保存、バックアップ、ネットワークストレージ、監視カメラ、アーカイブ | OSのドライブ、ノートパソコン、スマートフォン、ゲーム、データベース |
数値は代表的な目安で、世代や製品によって異なります。