TRR(ターゲットロウリフレッシュ)とは

てぃーあーるあーる

ロウハンマーへの対策の1つ。頻繁に活性化された行を追跡し、その隣の行を通常より早くリフレッシュして、ビットの反転を防ぐ。DRAMの中やメモリコントローラに組み込まれる。DRAMの中のものは追跡できる行の数に限りがあることが多く、多くの行を順に活性化する方法で回避された例が研究で示されている。

「TRR(ターゲットロウリフレッシュ)」は、2分野の4問の練習問題に出てきます(ハードウェアセキュリティの最新動向, DRAMなど)。

この用語の分野: ハードウェアセキュリティの最新動向

TRR(ターゲットロウリフレッシュ)の練習問題に挑戦

DRAMの中のTRR(ターゲットロウリフレッシュ)によるロウハンマーへの対策が、研究で回避されたことがある理由として、正しいものはどれか。

  1. ATRRはリフレッシュを止めてしまう仕組みなので、TRRが働いている間は、かえってすべての行のビットが反転しやすくなったから
  2. BTRRはECCを無効にしてから動く仕組みなので、TRRが働くたびに訂正できない誤りが増え、そこから攻撃されたから
  3. C追跡できる行の数に限りがあり、多くの行を活性化すると見逃される行が出るうえ、2行離れた行で反転が起きる場合もあったから
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正解:C. 追跡できる行の数に限りがあり、多くの行を活性化すると見逃される行が出るうえ、2行離れた行で反転が起きる場合もあったから

DRAMの中のTRRは、回路の面積の制約から、頻繁に活性化された行を少数だけ記録し、その隣の行を余分にリフレッシュする作りのものが多くありました。2020年に公表されたTRRespassでは、多くの行を順に活性化する方法で記録が追いつかなくなり、守られない行でビットが反転することが示されました。2021年に公表されたHalf-Doubleでは、2行離れた行でも反転が起き、隣の行を守るための余分なリフレッシュ(活性化)自体が、その外側の行への干渉に加わりうることが示されました。こうした結果から、すべての行の活性化を正確に数える仕組みや、システム全体での多層の対策が求められるようになりました。

解説の中の「TRR(ターゲットロウリフレッシュ)」

「TRR(ターゲットロウリフレッシュ)」が出てくる問題(4問)

  1. DRAMの中のTRR(ターゲットロウリフレッシュ)によるロウハンマーへの対策が、研究で回避されたことがある理由として、正しいものはどれか。
  2. DRAMで、ある行を短時間に何度も活性化すると、隣接する行のデータが反転してしまうことがある現象を何と呼ぶか。
  3. 「ECC付きのメモリを使えば、ロウハンマーの心配はない」という考えの問題点として、正しいものはどれか。
  4. 2024年に更新されたDDR5の規格(JESD79-5C)に加えられた、PRAC(行ごとの活性化の計数)の考え方として、正しいものはどれか。

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