特許とは

とっきょ

技術的なアイデア(発明)を保護する権利。特許庁に出願して審査を受け、登録されると発生し、原則として出願から20年間、発明を独占的に実施できる。代わりに発明の内容は公開される。

「特許」は、2分野の2問の練習問題に出てきます(車載半導体と機能安全, 経営戦略と会計の基礎(ストラテジ系)など)。

この用語の分野: 経営戦略と会計の基礎(ストラテジ系)

特許の練習問題に挑戦

自動車業界で使われるPPAP(量産部品承認プロセス)の説明として正しいものはどれか。

  1. A量産と同じ工程・設備・条件で作った部品が要求を満たすことを、文書やサンプルで顧客に示して承認を得る手続き
  2. B試作の段階で、新しい回路のアイデアを特許として出願し、権利を確保するための手続き
  3. C製品を出荷した後に、市場で起きた故障の件数と故障率を毎月集計し、改善の計画とあわせて顧客に報告するための手続き
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正解:A. 量産と同じ工程・設備・条件で作った部品が要求を満たすことを、文書やサンプルで顧客に示して承認を得る手続き

PPAP(Production Part Approval Process)は、部品メーカーが量産を始める前に、量産と同じ工程・設備・条件で作った部品が顧客の要求を満たし、安定して作れることを示して承認を得る手続きです。設計記録、工程のFMEA、管理計画、寸法や特性の測定結果、工程能力の評価、サンプルなどを提出します。承認された工程が量産の基準になるため、後で工程を変えるときは顧客への通知が必要になります。特許の出願や市場の故障の報告とは別のものです。

ソフトウェアや技術の知的財産の保護についての説明として、適切なものはどれか。

  1. Aプログラムは著作物として著作権で保護されるが、プログラムの中で使われているアルゴリズム(解法)の考え方そのものは著作権では保護されない
  2. B著作権は、役所に登録の手続きをしたときに初めて発生する
  3. C特許権は、発明を完成させた時点で出願しなくても発生し、期間の制限なく続く
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正解:A. プログラムは著作物として著作権で保護されるが、プログラムの中で使われているアルゴリズム(解法)の考え方そのものは著作権では保護されない

著作権は、思想や感情を創作的に表現したものを保護する権利で、プログラムのソースコードも著作物として保護されます。保護されるのは表現であり、アイデアや、アルゴリズムのような考え方そのものは保護の対象外なので、同じアルゴリズムを独自のコードで書いても著作権の侵害にはなりません(特許権の侵害になることはあります)。技術的なアイデア(発明)を保護するのは特許権で、特許庁に出願して審査を受け、登録されることで発生し、存続期間は原則として出願から20年です。著作権は、登録などの手続きをしなくても、創作した時点で自動的に発生します。

解説の中の「特許」

「特許」が出てくる問題(2問)

  1. 自動車業界で使われるPPAP(量産部品承認プロセス)の説明として正しいものはどれか。
  2. ソフトウェアや技術の知的財産の保護についての説明として、適切なものはどれか。

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