データシートの読み方

データシートに記載された θJA(接合〜周囲の熱抵抗)を、実際の機器の熱設計に使うときの注意として正しいものはどれか。

  1. Aパッケージの構造だけで決まる値なので、どのような基板に実装しても値は変わらない
  2. B基板の銅箔の面積を広げるほど熱がこもりやすくなり、θJAは大きくなる
  3. C試験用基板で測った値なので、実際の基板の銅箔の面積や層数、風の有無で大きく変わる
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正解:C. 試験用基板で測った値なので、実際の基板の銅箔の面積や層数、風の有無で大きく変わる

θJAは、JEDECなどの規格で定めた試験用基板にICを実装し、無風の容器の中で測った値です。熱の多くはパッケージから端子や裏面のパッドを通って基板へ流れるので、θJAは基板に強く依存します。同じパッケージでも、1層の小さな基板と多層でベタ層の多い基板とでは2倍近く違うこともあります。銅箔の面積を広げたり風を当てたりすると、θJAは小さく(放熱しやすく)なります。データシートの値は比較の目安と考え、実機では温度を測って確認します。

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データシートの読み方のほかの問題

  1. 最大接合温度 Tj(max) = 125 ℃、θJA = 50 ℃/W のICを、周囲温度 Ta = 85 ℃ で使うとき、許される消費電力の上限はいくらか。
  2. ヒートシンクを取り付けて使うパワーデバイスの接合温度を見積もるとき、接合から周囲までの熱抵抗として使う組み合わせはどれか。
  3. データシートにある ψJT(接合〜パッケージ上面の熱特性パラメータ)の使い方として正しいものはどれか。
  4. 許容損失が周囲温度25 ℃までは1.0 Wで、それより高い温度では直線的に減って150 ℃で0 Wになるパッケージがある。周囲温度75 ℃での許容損失はいくらか。
  5. データシートに RDS(on) = 10 mΩ(Tj = 25 ℃、VGS = 10 V)とあるシリコンのパワーMOSFETを、Tj = 125 ℃付近で使うときの考え方として正しいものはどれか。