HSM(ハードウェアセキュリティモジュール)とは

えいちえすえむ

暗号の鍵を安全に生成・保管し、鍵を外に出さずに署名や復号などの処理を中で行う専用の装置。耐タンパ性をもち、こじ開けなどを検出すると鍵を消去する。認証局の署名鍵、決済の鍵、クラウドの鍵管理サービス(KMS)の最上位の鍵などを守るのに使われる。多くの製品は、FIPS 140-3 などの基準による認証を受けている。PCIeのカードやネットワークにつなぐ装置の形のほか、クラウドのサービスとしても提供される。

「HSM(ハードウェアセキュリティモジュール)」は、2分野の4問の練習問題に出てきます(暗号技術の基礎と応用, ハードウェアセキュリティの最新動向など)。

この用語の分野: 暗号技術の基礎と応用

HSM(ハードウェアセキュリティモジュール)の練習問題に挑戦

HSM(ハードウェアセキュリティモジュール)の役割として、正しいものはどれか。

  1. A暗号化したデータを大量に保存するための、暗号化の機能を内蔵した高速なストレージ装置
  2. B耐タンパ性のある装置の中で鍵を生成・保管し、鍵を外に出さずに署名や復号などの処理を行う装置
  3. Cネットワークの通信を監視して、不正なパケットや攻撃の通信を見つけて遮断するネットワーク機器
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正解:B. 耐タンパ性のある装置の中で鍵を生成・保管し、鍵を外に出さずに署名や復号などの処理を行う装置

HSMは、認証局の署名鍵や決済の鍵、クラウドの鍵管理サービス(KMS)の最上位の鍵などを守るための専用の装置です。鍵はHSMの中で生成され、平文のまま外に出せないように作られており、アプリケーションは「この鍵で署名して」などと依頼して、結果だけを受け取ります。装置を開けようとすると鍵を消去するなどの耐タンパ性をもち、多くの製品は FIPS 140-3 などの基準による認証を受けています。スマートフォンのセキュアエレメントやPCのTPMも、規模は小さいものの、似た考え方で鍵を守ります。

解説の中の「HSM(ハードウェアセキュリティモジュール)」

「HSM(ハードウェアセキュリティモジュール)」が出てくる問題(4問)

  1. HSM(ハードウェアセキュリティモジュール)の役割として、正しいものはどれか。
  2. DEKをデータ暗号化鍵、KEKを鍵暗号化鍵とする。クラウドのストレージなどで使われる、エンベロープ暗号化の説明として正しいものはどれか。
  3. 暗号モジュールの認証の基準であるFIPS 140-3のセキュリティレベル1〜4について、物理的な安全性の要求の説明として、正しいものはどれか。
  4. 出荷した製品のデバッグのポートを、メーカーの技術者だけが開けるようにする、認証付きのデバッグの設計として、最も適切なものはどれか。

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