トグル同期とは

とぐるどうき

送り側でパルスが来るたびに反転するレベル信号をつくって受け側へ同期化し、受け側で1サイクル前の値とのXORをとってパルスに戻す方式。受け側の周期より短いパルスも取りこぼさないが、パルスの間隔は受け側の数サイクル以上あける必要がある。

「トグル同期」は、1分野の3問の練習問題に出てきます(タイミング解析とCDCなど)。

この用語の分野: タイミング解析とCDC

トグル同期の練習問題に挑戦

トグル同期(送り側でパルスが来るたびに反転するレベル信号を作って渡す方式)で、受け側でもとのパルスを取り出す方法として正しいものはどれか。

  1. A同期化したトグル信号を、そのままパルスとして使う
  2. B同期化したトグル信号と受け側のクロックのANDをとって、1サイクル幅のパルスにする
  3. C同期化したトグル信号と、それをさらに1段遅らせた信号のXORをとる
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正解:C. 同期化したトグル信号と、それをさらに1段遅らせた信号のXORをとる

トグル同期では、送り側でパルスが来るたびにフリップフロップの値を反転させ、0から1、1から0への変化として事象を表します。レベル信号なので、受け側の周期より短いパルスでも消えません。受け側では2段で同期化した後、もう1段遅らせた値とのXORをとると、変化があったサイクルだけ1になる1サイクル幅のパルスが得られます。トグル信号をそのまま使うと、2回目の事象で0に戻ったときに見落とします。クロックとの論理演算はグリッチの原因になります。

トグル同期でパルスを速いクロックドメインから遅いクロックドメインへ渡すときの制約として正しいものはどれか。

  1. A次のパルスまでの間隔を、受け側が変化を検出し終えるまでの数サイクル以上あける必要がある
  2. Bパルスの幅を、受け側のクロック周期の1.5倍以上に引き伸ばす必要がある
  3. C送り側と受け側のクロック周波数が、整数比になっている必要がある
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正解:A. 次のパルスまでの間隔を、受け側が変化を検出し終えるまでの数サイクル以上あける必要がある

トグル同期は短いパルスでも事象を失わない方式ですが、受け側が同期化の数サイクルで変化を検出し終える前に次のパルスが来ると、トグル信号が0→1→0と戻り、2回分の事象がどちらも見えなくなることがあります。例えば受け側が 100 MHz で検出に3サイクルかかるなら、パルスの間隔は 30 ns 程度以上あける必要があります。間隔を保証できないときは、ハンドシェイクで受け側の応答を待つか、非同期FIFOを使います。パルス幅の引き伸ばしや周波数の比の条件は不要です。

解説の中の「トグル同期」

「トグル同期」が出てくる問題(3問)

  1. トグル同期(送り側でパルスが来るたびに反転するレベル信号を作って渡す方式)で、受け側でもとのパルスを取り出す方法として正しいものはどれか。
  2. トグル同期でパルスを速いクロックドメインから遅いクロックドメインへ渡すときの制約として正しいものはどれか。
  3. 500 MHz のクロックドメインで1サイクル(2 ns)だけ1になるパルスを、100 MHz のドメインに2段同期化回路で渡した。起こりうる問題として正しいものはどれか。

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