データシートの読み方
データシートが「0.1 µFのセラミックコンデンサを各電源端子のできるだけ近くに配置すること」と推奨している主な理由はどれか。
- A電源ラインの直流抵抗を下げることで、ICの平均の消費電流を減らすため
- B配線が長いと、そのぶんコンデンサの静電容量そのものが小さくなってしまうため
- C配線のインダクタンスを小さくし、急な電流変化による電源電圧の変動を抑えるため
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正解:C. 配線のインダクタンスを小さくし、急な電流変化による電源電圧の変動を抑えるため
デジタル回路は、クロックのたびに短時間で大きな電流を電源から引き込みます。電源からICまでの配線にはインダクタンスLがあり、電流の変化に対して L × di/dt の電圧降下が生じます。例えば2 nHの配線で0.1 A/nsの電流変化があると、電源電圧が0.2 Vも下がります。コンデンサを端子のすぐ近くに置くと、この電流をコンデンサが短い経路で供給できます。配線の長さで容量の値そのものが変わるわけではなく、問題は経路のインダクタンスです。