MITRE ATT&CKとは

まいたーあたっく

米国の非営利の研究組織MITREが公開している、実際の攻撃で観測された攻撃者の手口の知識ベース。攻撃者の目的を表す「戦術(タクティクス)」(初期アクセス、永続化、権限昇格、ラテラルムーブメント、持ち出しなど)と、それを達成する具体的な方法を表す「テクニック」に分けて整理し、テクニックには識別番号を付けている。防御の側が、検知や対策がどの手口を押さえているかを確かめたり、脅威インテリジェンスの報告で手口を共通の言葉で表したりするのに使う。

「MITRE ATT&CK」は、1分野の3問の練習問題に出てきます(サイバー攻撃と防御の実務など)。

この用語の分野: サイバー攻撃と防御の実務

MITRE ATT&CKの練習問題に挑戦

MITRE ATT&CKは、実際の攻撃で観測された手口を、攻撃者の目的を表す「戦術(タクティクス)」と、その目的を達成する具体的な方法を表す「テクニック」に分けて整理した知識ベースである。観測された行動と、それが当てはまる戦術の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A盗んだ管理者の認証情報で社内の別のサーバにリモートで接続した行動は、持ち出し(Exfiltration)に当たる
  2. B社内のファイルを圧縮して、外部のクラウドストレージに大量に送った行動は、初期アクセス(Initial Access)に当たる
  3. C自分をOSのサービスとして登録し、再起動の後も自動で動くようにした行動は、永続化(Persistence)に当たる
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正解:C. 自分をOSのサービスとして登録し、再起動の後も自動で動くようにした行動は、永続化(Persistence)に当たる

ATT&CKの戦術は攻撃者が「なぜ」その行動をするのか(目的)を、テクニックは「どのように」を表し、例えば永続化の戦術には、サービスの登録、スケジュールされたタスク、起動時に実行される設定の変更といったテクニックが含まれます。別のサーバへ接続を広げる行動はラテラルムーブメント(Lateral Movement)、外部へデータを送る行動は持ち出し(Exfiltration)の戦術に当たります。防御の側は、自組織の検知や対策がどのテクニックを押さえているかをATT&CKに当てはめて整理し、手薄なところを見つけるのに使います。テクニックには識別番号が付いているので、脅威インテリジェンスの報告や検知のルールの間で、同じ手口を同じ番号で呼べます。

解説の中の「MITRE ATT&CK」

「MITRE ATT&CK」が出てくる問題(3問)

  1. MITRE ATT&CKは、実際の攻撃で観測された手口を、攻撃者の目的を表す「戦術(タクティクス)」と、その目的を達成する具体的な方法を表す「テクニック」に分けて整理した知識ベースである。観測された行動と、それが当てはまる戦術の組み合わせとして、正しいものはどれか。
  2. ロッキード・マーティン社が2011年に示したサイバーキルチェーンは、標的型攻撃の流れを7つの段階に分けている。段階の順序として正しいものはどれか。
  3. 組織の防御を確かめる方法のうち、脆弱性スキャン、ペネトレーションテスト、レッドチーム演習の違いの説明として、正しいものはどれか。

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