電気回路・電磁気の基礎

両端をつないで閉回路にしたコイルに、棒磁石のN極を近づけた。コイルに流れる誘導電流の向きについて正しいものはどれか。

  1. Aコイルの磁石側の端がS極になり、磁石を引き寄せる向き
  2. Bコイルの磁石側の端がN極になり、磁石の接近を妨げる向き
  3. C磁石が動いていても、コイルに電流は流れない
答えと解説を見る

正解:B. コイルの磁石側の端がN極になり、磁石の接近を妨げる向き

レンツの法則により、誘導電流はコイルを貫く磁束の変化を妨げる向きに流れます。N極が近づくとコイルを貫く磁束が増えるため、それを打ち消す磁束をつくる向きに電流が流れ、磁石側の端がN極になって磁石を押し返します。磁石を遠ざけるときは向きが逆になり、引き止める向きに力が働きます。もし変化を助ける向きに流れるとエネルギー保存則に反するため、この向きはエネルギー保存と対応しています。

  • A. 引き寄せる向きでは磁束の変化を助けることになり、レンツの法則と逆です。
  • B. 正しい。磁束の増加を妨げる向きに流れ、磁石を押し返します。
  • C. 磁石が動いてコイルを貫く磁束が変化すれば、誘導電流が流れます。
この分野を解く 分野ページへ

関連する計算ツール

電気回路・電磁気の基礎の参考書を探す PR

Amazonの検索結果へのリンクです。Amazonのアソシエイトとして、半導体教室は適格販売により収入を得ています。

電気回路・電磁気の基礎のほかの問題

  1. 10 Vの直流電源に10 kΩと10 kΩの抵抗を直列に接続した分圧回路で、下側(グラウンド側)の抵抗に並列に10 kΩの負荷抵抗をつないだ。出力電圧(下側の抵抗の両端の電圧)に最も近いものはどれか。
  2. 平衡三相負荷で、線間電圧が200 V、線電流が10 A、力率が0.8のとき、負荷の有効電力(三相の合計)に最も近いものはどれか。
  3. R = 10 Ω、L = 1 mH、C = 10 nFの直列RLC共振回路の帯域幅(電流が共振時の 1/√2 になる2つの周波数の差)に最も近いものはどれか。
  4. 抵抗R = 10 kΩを通して、充電されていないコンデンサC = 10 µFに直流電圧を加えた。コンデンサの電圧が最終値の50%に達するまでの時間に最も近いものはどれか。
  5. 充電されていないコンデンサCを、抵抗Rを通して直流電圧Eで十分に充電した。この間に抵抗で消費されるエネルギーとして正しいものはどれか。