オープンドレインとは

おーぷんどれいん

出力トランジスタのドレインだけを端子に出し、Lレベルだけを能動的に出力する方式。Hレベルは外付けのプルアップ抵抗でつくるため、複数の出力を1本の線につないだり、電源電圧の異なる回路とつないだりできる。I2Cのバスなどで使われる。

「オープンドレイン」は、4分野の6問の練習問題に出てきます(組込み・ファームウェア, 論理回路, データシートの読み方など)。

この用語の分野: データシートの読み方

オープンドレインの練習問題に挑戦

オープンドレイン出力の回路を複数、プルアップ抵抗のある1本の信号線につないだときの動作として正しいものはどれか。

  1. A出力どうしが衝突して必ず壊れる
  2. Bどれか1つでも0を出すと線が0になり、ワイヤードANDとして働く
  3. Cどれか1つでも1を出すと線が1になる
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正解:B. どれか1つでも0を出すと線が0になり、ワイヤードANDとして働く

オープンドレイン出力は、トランジスタで線をグラウンドに引き下げるか切り離すかの2状態で、1はプルアップ抵抗が作ります。どれか1つでも0を出すと線は0になり、全員が切り離したときだけ1になるワイヤードANDとして働き、出力どうしが衝突しても壊れません。I²Cのバスや割り込み線、異なる電源電圧の回路間のレベル変換に使われます。立ち上がりはプルアップ抵抗と配線容量で決まるため遅くなります。

オープンドレイン出力のプルアップ抵抗の値を小さくしたときの変化として正しいものはどれか。

  1. A立ち上がりは遅くなるが、Lを出力しているときに流れる電流が減り、消費電力が下がる
  2. B立ち上がりは速くなるが、Lを出力しているときに流れる電流が増え、VOLも上がりやすくなる
  3. CHレベルの電圧が、プルアップ先の電源電圧よりも高くなり、受信側の入力の定格を超えやすくなる
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正解:B. 立ち上がりは速くなるが、Lを出力しているときに流れる電流が増え、VOLも上がりやすくなる

オープンドレイン出力のHレベルは、出力トランジスタがオフのときにプルアップ抵抗が信号線を引き上げてつくります。立ち上がりの速さは抵抗と配線容量の時定数で決まり、例えば10 kΩと100 pFなら1 µsです。抵抗を小さくすると速くなりますが、L出力時には電源から抵抗を通って電流が流れ、3.3 Vと1 kΩなら3.3 mAになります。この電流がデータシートのIOLの条件を超えるとVOLが規定値に収まらないので、両方を満たす値を選びます。

解説の中の「オープンドレイン」

「オープンドレイン」が出てくる問題(6問)

  1. オープンドレイン出力の回路を複数、プルアップ抵抗のある1本の信号線につないだときの動作として正しいものはどれか。
  2. オープンドレイン出力のプルアップ抵抗の値を小さくしたときの変化として正しいものはどれか。
  3. コンパレータ(比較器)の働きとして正しいものはどれか。
  4. マイコンのGPIO(汎用入出力)の端子を使うときに、最初に設定する必要があることとして正しいものはどれか。
  5. I2C通信の特徴として正しいものはどれか。
  6. UART・SPI・I2Cを比べた説明として正しいものはどれか。

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