量子コンピュータのハードウェア

イオントラップ方式の量子コンピュータの特徴として正しいものはどれか。

  1. Aシリコンの MOSFET の下に閉じ込めた電子の電荷を量子ビットにする
  2. B冷凍機も真空装置も使わず、室温の大気中でイオンを空気の流れで保持する
  3. C真空中に電場で捕らえたイオンの電子のエネルギー準位を量子ビットにし、レーザーやマイクロ波で操作する
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正解:C. 真空中に電場で捕らえたイオンの電子のエネルギー準位を量子ビットにし、レーザーやマイクロ波で操作する

イオントラップ方式では、イッテルビウムやカルシウムなどのイオンを、電極が作る高周波の電場などで真空中に浮かせて並べ、イオンの電子のエネルギー準位を量子ビットにします。同じ種類のイオンはすべて同じ性質をもつので、製造のばらつきがなく、コヒーレンス時間が長く、ゲートの忠実度が高いことが特長です。イオンどうしはクーロン力で振動を共有するので、離れたイオンの間でも2量子ビットゲートを行えます。一方、ゲートは超伝導方式より遅く、1つのトラップに並べられるイオンの数にも限りがあるので、多数のイオンを扱う工夫が課題です。

  • A. シリコンの量子ドットに電子を閉じ込める方式に近い説明で、イオントラップ方式ではありません。
  • B. イオンは真空中で電場によって捕らえ、レーザーで冷却します。大気中では、気体の分子とぶつかって保持できません。
  • C. 正しい。イオンを真空中に捕らえ、レーザーやマイクロ波で操作します。
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