量子コンピュータのハードウェア

50量子ビットの状態ベクトル(すべての確率振幅)を、1個16バイトの倍精度複素数で古典コンピュータのメモリに保存するとき、必要な容量に最も近いものはどれか。

  1. A約800バイト
  2. B約18 TB
  3. C約18 PB
答えと解説を見る

正解:C. 約18 PB

振幅の数は2の50乗、約1.13×10¹⁵個なので、必要な容量は約1.8×10¹⁶バイト、約18 PBです。量子ビットが1個増えるごとに容量は2倍になり、30量子ビットなら約17 GBで済みますが、40量子ビットで約18 TBになり、50量子ビットでは最大級のスーパーコンピュータでも状態ベクトルをそのまま保持するのが難しくなります。一方、量子コンピュータを測定して1回に得られるのは50ビットだけです。そのため量子アルゴリズムは、干渉を使って、欲しい答えが高い確率で得られるように振幅を組み立てる必要があります。

  • A. 50 × 16バイトで、量子ビット1個に振幅が1個と考えた値です。振幅は2の50乗個必要です。
  • B. 2の40乗 × 16バイト、つまり40量子ビットの場合の値です。
  • C. 正しい。2の50乗 × 16バイト ≈ 1.8×10¹⁶バイトです。
この分野を解く 分野ページへ

量子コンピュータのハードウェアの参考書を探す PR

Amazonの検索結果へのリンクです。Amazonのアソシエイトとして、半導体教室は適格販売により収入を得ています。

量子コンピュータのハードウェアのほかの問題

  1. 2つの量子ビットが (|00⟩ + |11⟩)/√2 の量子もつれ状態にあるときの説明として、正しいものはどれか。
  2. 1量子ビットの X ゲートの働きとして正しいものはどれか。
  3. |0⟩の状態の量子ビットにアダマール(H)ゲートを1回作用させてから測定したとき、1が得られる確率はどれか。
  4. 2量子ビットの|00⟩(左が1つ目の量子ビット)に対して、1つ目に H ゲートを作用させ、続いて1つ目を制御ビット、2つ目を標的ビットとする CNOT ゲートを作用させた。得られる状態はどれか。
  5. |0⟩の量子ビットに H、Z、H の順にゲートを作用させてから測定したとき、1が得られる確率はどれか。