シリコンフォトニクス
長距離の光ファイバ通信で、波長1.55 µm付近(Cバンド)が広く使われる主な理由はどれか。
- A石英の光ファイバの損失が最も小さくなる波長帯だから
- Bシリコンが最も強く光を吸収し、受光器をつくりやすい波長帯だから
- C波長分散がゼロになり、パルスがまったく広がらない波長帯だから
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正解:A. 石英の光ファイバの損失が最も小さくなる波長帯だから
石英(SiO2)の光ファイバの損失は、短い波長ではレイリー散乱、長い波長では赤外吸収で増えるため、その間の1.55 µm付近で最小(約0.2 dB/km)になります。100 km進んでも損失は約20 dBで済み、エルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA)で光のまま増幅できることも、長距離通信でCバンドが使われる理由です。標準的なシングルモードファイバで波長分散がほぼゼロになるのは1.31 µm付近(Oバンド)で、1.55 µmでは分散が残ります。シリコンはこの波長をほとんど吸収しません。