ネットワークの基礎
無線LANが、有線のイーサネットで使われてきたCSMA/CDではなく、CSMA/CAを使う主な理由として正しいものはどれか。
- A無線では、送信しながらほかの端末の弱い電波を受けて衝突を検出するのが難しいため、送信の前に待ち時間を置いて衝突をなるべく避ける
- B無線は有線より通信が速いので、衝突が起きても性能への影響が小さいため
- C無線LANでは端末とアクセスポイントが常に1対1で通信し、衝突が起こりえないため
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正解:A. 無線では、送信しながらほかの端末の弱い電波を受けて衝突を検出するのが難しいため、送信の前に待ち時間を置いて衝突をなるべく避ける
CSMA/CDは、ハブでつないだ昔のイーサネットのような共有の有線で、送信中に衝突を検出したら送信をやめ、ランダムな時間の後に送り直す方式です。無線では、自分が送る電波が強すぎて、同時に離れた端末の弱い電波を受けるのが難しく、また互いの電波が届かない端末(隠れ端末)どうしの衝突は送信側では分かりません。そこでCSMA/CAでは、電波が空いていることを確かめたうえで、さらに決まった時間とランダムな待ち時間(バックオフ)を置いてから送ります。受信側は正しく受け取るとACKを返し、ACKが来なければ送信側は衝突などとみなして再送します。なお、スイッチと全二重でつなぐ現在の有線イーサネットでは衝突は起こらず、CSMA/CDは実質的に使われていません。
- A. 正しい。衝突を検出できないので、事前に避け、ACKで届いたことを確かめます。
- B. 無線は一般に有線より遅く、衝突による損失はむしろ大きな問題です。
- C. 1つのアクセスポイントを多くの端末が同じ電波で共有するので、衝突は起こりえます。