ネットワークの基礎
RTTが50 ms、帯域が100 Mbpsの回線で、10 KBの応答を受け取る要求を、前の応答を受け取り終えてから次を送る形で100回繰り返す。かかる時間に最も近いものはどれか。1回あたりの時間はRTTに応答の転送時間(データ量÷帯域)を足したものとし、1 KB = 1000バイト、サーバの処理時間は無視する。
- A約0.08 s
- B約2.6 s
- C約5.1 s
答えと解説を見る
正解:C. 約5.1 s
1回の要求ごとに、要求を送ってから応答が届き始めるまでの1往復の50 msと、10 KB = 80000ビットを100 Mbpsで受け取る 80000 ÷ (100 × 10^6) = 0.8 ms がかかります。合計は (50 + 0.8) × 100 = 5080 ms ≈ 5.1 s で、ほとんどがRTTの待ちです。帯域を10倍の1 Gbpsにしても、(50 + 0.08) × 100 ≈ 5.0 s にしかなりません。光ファイバの中の光は1 msに約200 km進むので、RTTは距離で決まる下限があります。このような処理を速くするには、要求をまとめる、応答を待たずに複数の要求を並行して送る、サーバを利用者の近くに置く、といった方法が効きます。
- A. 転送時間 0.8 ms × 100 回だけで、RTTの待ちを足していません。
- B. RTTを片道の25 msとして計算した値です。往復の待ちが必要です。
- C. 正しい。(50 + 0.8) × 100 ≈ 5.1 s で、ほとんどがRTTです。