情報理論と符号の基礎

2つの確率変数X、Yについて、条件付きエントロピー H(X|Y) と相互情報量 I(X;Y) の説明として、正しいものはどれか。

  1. AYの値を知ると、Xのあいまいさを表す H(X|Y) は、平均して H(X) より大きくなることがある
  2. B相互情報量 I(X;Y) は、XとYが互いに独立のときに最大になり、その値は H(X) + H(Y) である
  3. CI(X;Y) = H(X) − H(X|Y) は、Yを知ってXのあいまいさが減る量で、独立なら0になる
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正解:C. I(X;Y) = H(X) − H(X|Y) は、Yを知ってXのあいまいさが減る量で、独立なら0になる

H(X|Y) は、Yの値を知ったあとに残るXのあいまいさの平均で、Yを知って平均のあいまいさが増えることはなく、H(X|Y) ≤ H(X) が成り立ちます。その減った量が相互情報量 I(X;Y) = H(X) − H(X|Y) = H(X) + H(Y) − H(X, Y) で、XとYが独立なら、YからXについて何も分からないので0になります。通信では、Xを送った記号、Yを受け取った記号とすると、I(X;Y) は1回の伝送で実際に伝わる情報量に当たります。

  • A. 平均では増えません。H(X|Y) ≤ H(X) で、等号はXとYが独立のときに成り立ちます。
  • B. 独立のときは、YからXについて何も分からないので、相互情報量は最小の0になります。
  • C. 正しい。Yを知って減ったあいまいさが、YからXについて得られる情報量です。
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