データシートの読み方
試作中の基板で、電源電圧が絶対最大定格を一瞬だけ超えるサージが見つかった。ICはその後も正常に動いている。考え方として適切なものはどれか。
- A内部が劣化している可能性があり信頼性は保証されないので、サージを対策したうえでICも交換して評価する
- B正常に動いている以上は損傷がないと判断してよく、とくに対策をしないまま量産へ進めてよい
- C絶対最大定格は連続して加えたときの値なので、ごく短時間であれば超えてもとくに問題にはならない
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正解:A. 内部が劣化している可能性があり信頼性は保証されないので、サージを対策したうえでICも交換して評価する
絶対最大定格は、時間の長さにかかわらず一瞬でも超えてはならない値です。超えた直後に動いていても、ゲート絶縁膜や接合、保護素子が部分的に傷み、リーク電流の増加や寿命の低下として後から不良が現れることがあります。そのため、超えた部品は信頼性の保証外として交換し、TVSダイオードやフィルタなどでサージを抑えてから評価をやり直します。データシートには「定格を超えるストレスは永久的な損傷を与えることがある」といった注記があるのが一般的です。