量子コンピュータのハードウェア
大規模な量子コンピュータがまだ実現していない段階から、耐量子計算機暗号への移行を急ぐ理由として、最も適切なものはどれか。
- A2020年代半ばの量子コンピュータで、すでに RSA-2048 が日常的に解読されているから
- B耐量子計算機暗号に切り替えると、通信の速度が必ず速くなるから
- C今盗聴して保存した暗号文を将来の量子コンピュータで解読されるおそれがあり(ハーベスト・ナウ、ディクリプト・レイター)、暗号の移行には長い年月がかかるから
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正解:C. 今盗聴して保存した暗号文を将来の量子コンピュータで解読されるおそれがあり(ハーベスト・ナウ、ディクリプト・レイター)、暗号の移行には長い年月がかかるから
攻撃者は、今のうちに暗号化された通信を記録しておき、将来量子コンピュータが実用になったときに鍵交換を解いて、中身を読むことができます。そのため、長い期間秘密にすべき情報は、量子コンピュータが実現する前から耐量子計算機暗号で守る必要があります。また、暗号は OS、ブラウザ、ネットワーク機器、ICカード、組込み機器のファームウェアやハードウェアに組み込まれており、すべてを入れ替えるには長い年月がかかります。従来の暗号と耐量子計算機暗号を組み合わせたハイブリッド方式で、段階的に移行する方法がとられています。
- A. 2020年代半ばの時点では、RSA-2048 を解読できる量子コンピュータは存在しません。
- B. 耐量子計算機暗号は鍵や署名が大きくなるものが多く、速くなるとは限りません。
- C. 正しい。記録された暗号文が将来解読されるおそれと、移行にかかる時間が理由です。