量子コンピュータのハードウェア

1回あたりの忠実度が99.5%(誤り率0.5%)の2量子ビットゲートを100回続けて使う回路で、誤りがそれぞれ独立に起こるとしたとき、途中で1回も誤りが起きない確率に最も近いものはどれか。

  1. A約37%
  2. B約61%
  3. C約99.5%
答えと解説を見る

正解:B. 約61%

1回ごとに誤りが起きない確率が0.995なので、100回続けて誤りが起きない確率は0.995の100乗で、約0.61、つまり約61%です。誤り率が0.5%と小さくても、回路が深くなると成功率は急に下がり、1,000回なら約0.7%になります。このため、誤り訂正を行わない装置で実行できる回路の深さは、ゲートの誤り率でおおよそ決まります。実際の誤りは独立とは限らず、測定や待ち時間の誤りも加わるので、これは目安の計算です。

  • A. 誤り率を1%とした場合の値(0.99の100乗 ≈ 0.37)です。
  • B. 正しい。0.995の100乗 ≈ 0.61 です。
  • C. 1回分の忠実度を、そのまま回路全体の成功率とした値です。
この分野を解く 分野ページへ

量子コンピュータのハードウェアの参考書を探す PR

Amazonの検索結果へのリンクです。Amazonのアソシエイトとして、半導体教室は適格販売により収入を得ています。

量子コンピュータのハードウェアのほかの問題

  1. 量子コンピュータの性能を、量子ビットの数だけで比べられない理由として最も適切なものはどれか。
  2. 超伝導量子ビット(トランズモン)が量子ビットとして働くために欠かせない素子はどれか。
  3. 超伝導量子ビットを、希釈冷凍機で10〜20 mK程度まで冷やして動作させる主な理由はどれか。
  4. プランク定数を h = 6.63×10⁻³⁴ J·s、ボルツマン定数を k_B = 1.38×10⁻²³ J/K とする。周波数5 GHzの超伝導量子ビットで、|0⟩と|1⟩のエネルギーの差 hf を温度に換算した値 hf/k_B に最も近いものはどれか。
  5. 周波数5 GHz(hf/k_B ≈ 0.24 K)の量子ビットが実効温度50 mKの熱平衡にあるとき、|1⟩と|0⟩にいる確率の比 exp(−hf/k_B T) に最も近いものはどれか。