データシートの読み方
MSL 3(吸湿感度レベル3)と表示された表面実装部品の扱いとして正しいものはどれか。
- A開封後は30 ℃・60%RH以下で168時間以内にリフローし、超えたらベーキングしてから実装する
- B数字の3は、リフローはんだ付けを行ってよい回数が最大で3回までに制限されることを表している
- C吸湿の影響を受けにくい部品なので、防湿袋を開封した後も期限を気にせず保管して実装できる
答えと解説を見る
正解:A. 開封後は30 ℃・60%RH以下で168時間以内にリフローし、超えたらベーキングしてから実装する
MSLはJEDECの規格(J-STD-020)で定められた吸湿感度の等級で、防湿袋を開けてからリフローまでに許される時間(フロアライフ)を示します。MSL 3では30 ℃・60%RH以下で168時間(1週間)です。吸湿したままリフローで加熱すると、内部の水分が急に気化してパッケージが割れたり剥がれたりする(ポップコーン現象)ため、期限を過ぎた部品は125 ℃などでベーキングして乾燥させます。期限なく扱えるのはMSL 1で、数字が大きいほど管理が厳しくなります。