データシートの読み方

ADコンバータのデータシートにある「ミッシングコードなし(no missing codes)」の保証と、最も関係が深い条件はどれか。

  1. A積分非直線性(INL)が ±0.5 LSB 以内であること
  2. B微分非直線性(DNL)が −1 LSB より大きいこと
  3. C有効ビット数(ENOB)が分解能のビット数と等しいこと
答えと解説を見る

正解:B. 微分非直線性(DNL)が −1 LSB より大きいこと

DNLは、隣り合うコードの間隔(コード幅)が理想の1 LSBからどれだけずれているかを表します。DNLが −1 LSB になるとそのコードの幅が0になり、入力をどう変えてもそのコードが出力されないミッシングコードが生じます。そのためDNLが −1 LSB より大きければ、ミッシングコードは発生しません。データシートでは「12ビット、ミッシングコードなし」のように分解能とあわせて保証されます。INLは理想直線からのずれの累積で、ミッシングコードの有無を直接は決めません。

この分野を解く 分野ページへ

データシートの読み方の参考書を探す PR

Amazonの検索結果へのリンクです。Amazonのアソシエイトとして、半導体教室は適格販売により収入を得ています。

データシートの読み方のほかの問題

  1. 16ビットのADコンバータで、SINAD(信号対雑音・ひずみ比)が74 dBと規定されている。有効ビット数(ENOB)はおよそいくらか。
  2. QFPやSOPなどのパッケージで、ピン番号の一般的な付け方として正しいものはどれか。
  3. QFNパッケージの裏面にある大きな露出パッド(エクスポーズドパッド)の一般的な扱いとして正しいものはどれか。
  4. データシートに「ESD耐性:HBM ±2 kV、CDM ±500 V」とある。この値の解釈として正しいものはどれか。
  5. MSL 3(吸湿感度レベル3)と表示された表面実装部品の扱いとして正しいものはどれか。