データシートの読み方

ダイオードのデータシートにある逆回復時間 trr について正しいものはどれか。

  1. A素子に固有の定数なので、どのような回路条件で使っても同じ値になる
  2. B順電流 IF や電流の減少率 di/dt、温度などの条件で変わるので、測定条件とあわせて読む
  3. Cショットキーバリアダイオードは、一般のPN接合ダイオードと比べてtrrが長くなるのが一般的である
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正解:B. 順電流 IF や電流の減少率 di/dt、温度などの条件で変わるので、測定条件とあわせて読む

trrは、順方向に電流が流れている状態から逆バイアスに切り替えたとき、蓄積された少数キャリアが掃き出されるまで逆方向に電流が流れる時間です。蓄積される電荷の量は順電流や温度で変わり、電流を切り替える速さ(di/dt)によっても波形が変わるため、データシートでは「IF = 1 A、di/dt = 100 A/µs」のような条件付きで規定されます。一般整流用ではµsオーダー、ファストリカバリ品では数十ns程度です。ショットキーは多数キャリアで動くため、逆回復がほとんどありません。

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