サイバー攻撃と防御の実務

クラウドのオブジェクトストレージに置いた顧客の情報のファイルが、インターネットの誰からでも読み出せる状態になっていたことが分かった。このような情報の漏えいの典型的な原因と、再発を防ぐ対策の組み合わせとして、適切なものはどれか。

  1. A利用者の設定の誤りで公開になっていた。アカウント全体で公開を禁止する設定にし、設定の誤りを自動で検査する
  2. Bクラウドの事業者の暗号の方式が弱く、ファイルが解読された。ファイルを圧縮してから保存するようにする
  3. Cクラウドの事業者のデータセンターの、物理的な警備が不十分だった。自社の社員をデータセンターに常駐させて見張る
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正解:A. 利用者の設定の誤りで公開になっていた。アカウント全体で公開を禁止する設定にし、設定の誤りを自動で検査する

クラウドの責任共有モデルでは、ストレージのアクセスの設定は利用者の責任で、公開の設定の誤りによる情報の漏えいは繰り返し起きています。テストのために一時的に公開した設定を戻し忘れる、許可の対象の意味を誤解して広く許可してしまう、といった誤りが典型的です。対策として、アカウントや組織の全体で公開を禁止する設定を既定にし、設定の状態を自動で検査する仕組み(CSPM: クラウドセキュリティ態勢管理)で、公開の設定や暗号化の設定漏れなどを継続的に見つけて直します。

  • A. 正しい。設定の誤りが典型的な原因なので、公開の禁止を既定にし、設定を継続的に検査します。
  • B. 原因は暗号の弱さではなく、誰でも読み出せる設定です。圧縮しても、中身は守れません。
  • C. 物理的な侵入ではなく、インターネットを通じて読み出された事例です。
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