サイバー攻撃と防御の実務

社内のファイルサーバに、業務では誰も使わない「おとり」のファイルや、どのシステムでも使われていない、おとりの管理者のアカウントを置き、それらへのアクセスを監視する。この対策の主な利点はどれか。

  1. Aおとりを置くと、攻撃者は必ずおとりだけを狙うようになるので、本物のファイルやアカウントは攻撃されなくなる
  2. Bおとりのアカウントはふだんの業務にも使えるので、管理者のアカウントの数を減らさずに済む
  3. C正規の利用者が触れる理由がないので、アクセスがあれば誤検知の少ない、侵入の強い手掛かりになる
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正解:C. 正規の利用者が触れる理由がないので、アクセスがあれば誤検知の少ない、侵入の強い手掛かりになる

業務で使われないおとり(ハニーポット、ハニートークン、デコイなどと呼ばれます)は、正規の利用者が触れる理由がないため、アクセスがあったこと自体が強い異常の手掛かりになります。アノマリ型の検知のように、ふだんの状態との違いから判断する必要がなく、誤検知が少ないことが利点です。侵入した攻撃者は、管理者のアカウントや重要そうなファイルを探して内部を調べるので、そこにおとりを混ぜておくと、ラテラルムーブメントの早い段階で気づける可能性があります。ただし、おとりがあっても本物が攻撃されなくなるわけではないので、ほかの対策と組み合わせる補助の手段です。

  • A. 攻撃者がおとりだけを狙うとは限りません。本物を守るほかの対策も必要です。
  • B. おとりは業務で使わないことが前提です。業務で使うと、正規の利用で警告が出てしまいます。
  • C. 正しい。触れる理由がないものへのアクセスなので、誤検知の少ない手掛かりになります。
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  2. インシデントが起きたサーバから、調査のための証拠を集める。証拠を失われやすい順(揮発性の高い順)に集めるという考え方に沿った順序として、最も適切なものはどれか。
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