情報セキュリティの基礎
指紋による生体認証で、本人と判定するための一致の度合いのしきい値を厳しく(高く)した。一般に起こる変化として正しいものはどれか。
- A他人受入率(FAR)も本人拒否率(FRR)も下がる
- B他人受入率(FAR)は上がり、本人拒否率(FRR)は下がる
- C他人受入率(FAR)は下がり、本人拒否率(FRR)は上がる
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正解:C. 他人受入率(FAR)は下がり、本人拒否率(FRR)は上がる
生体認証では、読み取った特徴と登録された特徴がどれだけ一致するかを数値で表し、しきい値以上なら本人と判定します。他人受入率(FAR)は他人を誤って本人と受け入れる割合、本人拒否率(FRR)は本人を誤って拒否する割合です。しきい値を厳しくすると、他人が通りにくくなってFARは下がりますが、指の置き方や乾燥などでいつもより一致の度合いが低かった本人も拒否されやすくなり、FRRは上がります。このように、FARとFRRは、しきい値を動かすと一方が下がれば他方が上がる関係にあります。安全を重視する用途ではFARを低く、利便性を重視する用途ではFRRを低くするように、しきい値を決めます。FARとFRRが等しくなる点の値(等価エラー率、EER)は、方式どうしを比べる目安に使われます。
- A. しきい値を動かすだけでは、両方を同時に下げることはできません。両方を下げるには、センサや照合の方式そのものの改善が必要です。
- B. しきい値を緩くしたときの変化です。
- C. 正しい。しきい値を厳しくすると、他人は通りにくくなる一方で、本人も拒否されやすくなります。