サイバー攻撃と防御の実務

ある組織で起きた4件のインシデントについて、発生から検知までの時間と、検知から封じ込めまでの時間は、件1が10時間と4時間、件2が30時間と2時間、件3が2時間と6時間、件4が6時間と4時間だった。発生から検知までの平均時間(MTTD)と、検知から封じ込めまでの平均時間(MTTC)の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. AMTTDは4時間、MTTCは12時間
  2. BMTTDは8時間、MTTCは4時間
  3. CMTTDは12時間、MTTCは4時間
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正解:C. MTTDは12時間、MTTCは4時間

MTTDは発生から検知までの時間の平均なので、(10 + 30 + 2 + 6) ÷ 4 = 48 ÷ 4 = 12時間です。MTTCは検知から封じ込めまでの時間の平均で、(4 + 2 + 6 + 4) ÷ 4 = 16 ÷ 4 = 4時間です。この例では件2の検知の遅れが平均を大きく引き上げていて、検知までの時間の中央値(8時間)との差は、検知に時間のかかった事例が少数あることを示しています。検知までの時間が長いほど攻撃者が内部で活動できる時間が長くなるので、ログの監視やEDRでMTTDを短くすることが、被害を小さくするうえで重要です。

  • A. MTTDとMTTCを取り違えた組み合わせです。
  • B. 検知までの時間の中央値((6 + 10) ÷ 2 = 8時間)で、平均ではありません。
  • C. 正しい。48 ÷ 4 = 12時間と、16 ÷ 4 = 4時間です。
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  1. ランサムウェアの被害について、1回の被害額(SLE)を4000万円、年間の発生回数(ARO)を0.5回と見積もった。対策Aは年間の費用が600万円で、発生回数を年0.2回に下げる。対策Bは年間の費用が300万円で、発生回数は変わらないが、復旧を早めて1回の被害額を2400万円に下げる。年間予想損失額(ALE)= SLE × ARO、ROSI =(ALEの減少額 − 対策の年間の費用)÷ 対策の年間の費用 とするとき、ROSIの大きいほうの対策と、その値の組み合わせとして、正しいものはどれか。
  2. あるIDSは、1日に100万件の接続を調べる。そのうち実際の攻撃は100件である。このIDSは攻撃の99%を検知し、攻撃でない接続の0.1%を誤って攻撃と判定する。IDSが出した警告のうち、実際に攻撃であるものの割合に最も近いものはどれか。
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