サイバー攻撃と防御の実務

SBOM(ソフトウェア部品表)を作って管理する主な目的として、正しいものはどれか。

  1. A製品に含まれるライブラリなどの部品と版を一覧にし、部品の脆弱性が公表されたときに、影響する製品をすぐ見つける
  2. Bソフトウェアのソースコードを暗号化しておき、製品を購入した利用者を含む第三者に、プログラムの中身を読まれないように守る
  3. C製品を作るのに使う半導体や電子部品の一覧から、部品の調達にかかる費用と納期を計算して、生産の計画を立てる
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正解:A. 製品に含まれるライブラリなどの部品と版を一覧にし、部品の脆弱性が公表されたときに、影響する製品をすぐ見つける

現在のソフトウェアは、多くのオープンソースのライブラリや他社の部品を組み合わせて作られ、部品がさらに別の部品に依存していることも多くあります。SBOMは、こうした部品の名前、版、提供元、依存の関係などを、機械で読める形式(SPDXやCycloneDXなど)でまとめた一覧です。2021年12月に公表されたLog4jの脆弱性(Log4Shell)のように、広く使われる部品に深刻な脆弱性が見つかったとき、SBOMがあれば、どの製品のどの版が影響を受けるかを素早く調べられます。米国では2021年5月の大統領令で、政府に納めるソフトウェアについてSBOMの提供を求める方針が示されました。

  • A. 正しい。部品の一覧があれば、脆弱性の影響の範囲をすぐに調べられます。
  • B. SBOMは部品の一覧で、ソースコードを暗号化するものではありません。
  • C. 電子部品の部品表(BOM)とは別のもので、ソフトウェアの部品を対象にします。
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  1. ある企業は、社内のパッケージの置き場(プライベートレジストリ)に、社内専用のライブラリ acme-utils を置いて使っている。攻撃者が、公開のパッケージの置き場に、同じ名前 acme-utils でより大きな版番号のパッケージを登録したところ、ビルドの設定によっては、社内のビルドの環境が攻撃者のパッケージを取り込んでしまうことが分かった。この「依存関係の混乱(dependency confusion)」への対策として、最も適切なものはどれか。
  2. 2020年12月に発覚したSolarWinds社の事件では、IT管理用のソフトウェアのビルドの環境に攻撃者が入り込み、正規の更新プログラムに不正なコードが混ぜられた。この更新は、開発元の正規のコード署名が付いた状態で配布された。この事件から得られる教訓として、最も適切なものはどれか。
  3. クラウドのオブジェクトストレージに置いた顧客の情報のファイルが、インターネットの誰からでも読み出せる状態になっていたことが分かった。このような情報の漏えいの典型的な原因と、再発を防ぐ対策の組み合わせとして、適切なものはどれか。
  4. クラウドの上で動くバッチの処理に、すべての操作を許可した管理者の権限のアクセスキー(長期間有効な認証情報)を、設定ファイルに書いて渡していた。このキーが漏えいしたときの被害を小さくするための見直しとして、最も適切なものはどれか。
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