サイバー攻撃と防御の実務

1台の社員のPCが攻撃者に乗っ取られても、そこから社内のほかのPCやサーバへ侵害が広がる「ラテラルムーブメント」を難しくする対策として、最も適切なものはどれか。

  1. APCごとにローカルの管理者のパスワードを別々の値にし、PC同士の不要な通信(ファイル共有など)を遮断する
  2. B管理の手間を減らすため、全PCのローカルの管理者のパスワードを、長く複雑な同じ値にそろえておく
  3. Cインターネットとの境界のファイアウォールの規則を厳しくし、外から社内に入ってくる通信だけを、さらに細かく制限する
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正解:A. PCごとにローカルの管理者のパスワードを別々の値にし、PC同士の不要な通信(ファイル共有など)を遮断する

侵入した攻撃者は、乗っ取ったPCから認証情報を盗み、その認証情報が使えるほかのPCやサーバへ次々に接続して、重要なシステムに近づきます。全PCで同じローカルの管理者のパスワードを使っていると、1台から盗んだ情報だけで全PCに入れてしまうため、PCごとに別の値を自動で設定する仕組み(WindowsのLAPSなど)が使われます。また、PC同士がファイル共有やリモート管理の通信をする必要はふつうないので、その通信をネットワークや端末のファイアウォールで遮断し、サーバの間の通信も必要なものだけに絞る(マイクロセグメンテーション)ことで、侵害の広がりを小さくできます。境界の防御は、すでに内部にいる攻撃者の、内部での移動(東西方向の通信)を止められません。

  • A. 正しい。盗んだ認証情報の使い回しと、内部の不要な経路の両方を断ちます。
  • B. どれほど複雑でも、同じ値なら1台から盗まれただけで全PCに入られてしまいます。
  • C. 境界の規則は外からの侵入を防ぐもので、内部に入った攻撃者の内部での移動は止められません。
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